④取引可能通貨を見る
FXの通貨ペアは多岐にわたります｡取り扱う通貨の種類が多いほど投資の幅は広がりますし､分散投資することでリスク回避も可能になります｡
以下に通貨ペアの特徴をいくつか挙げてみました｡
■米ドル/円の通貨ペア
この通貨ペアは､政治的要因で大きく値動きするケースが見られ､米国内や､国外で重大な事件､事故が発生した場合でもレートが敏感に反応します｡
金利差で米ドルが買われることもありますが､それは短期的な値動きの要因ではなく､あくまでも中長期的なものと考えた方が良いでしょう｡
■カナダドル/円の通貨ペア
この通貨ペアは､米ドルと比較した場合に金利は低いですが､高い経済成長率を維持することで､段階的に利上げされる可能性があります。レートの動きも比較的穏やかなので､中長期取引に適しています｡
また、「有事のカナダドル買い｣の傾向も一部に見られ､米国で何か有事が起こった時に､避難通貨のひとつとしてカナダドルが買われることがあります｡
■ユーロ/円の通貨ペア
この通貨ペアは、ヨーロッパ、特にドイツなどEU主要国の経済動向でレートが変動します｡米ドルと円が売られている時は、ユーロ買いに集中することもあります｡
欧州連合の単一通貨であるユーロは､米ドルと比較した場合に長期的トレンドもつかみやすく､過去のチャートを見ると比較的きれいなラインを描いています｡
■豪ドル/円の通貨ペア
この通貨ペアは､先進国の中でもかなり高金利通貨で、スワップポイントを確保しようという動きが強くそのため､買いの需要が高いのが特徴です｡
オーストラリアは資源国でもありながら､IT産業などの先進技術も進んでいるので､海外でインフレ懸念が高まった場合でも、レート変動が起きないこともあります｡
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